離婚公正証書はどこで作成される?費用はどのくらい?

離婚公正証書を作りたいけど、どこへ行って誰に頼めばいいの?料金も気になる・・・

日本の離婚率は約35%になっており、およそ3組に1組の割合で離婚する現在では離婚することになった、と聞いても特に珍しいことではありません。

しかし離婚公正証書を作成した、という話はあまり聞かないのではないでしょうか。多くの人にとって公正証書はあまり馴染みがありません。

こういった公正証書は公証役場へ行って公証人に依頼することで作成してもらえます。

公証役場とは

公証役場は法務局が所管する公的機関です。

主な仕事としては遺言や離婚の公正証書を作成したり、私文書や会社の定款認証、確定日付の付与などになります。

公証役場は全国に約300カ所あり、公証人が執務に当たっていますがその規模や公証人の人数は地域によってばらつきがあります。

また、「役場」ではありますが一番身近な役場である「市区役所」とは全くの別物です。市役所の窓口で「公証役場は何階ですか?」と言っても返事は返ってきませんので注意が必要です。

公証人は、裁判官や検察官、弁護士の経験がある法律実務のスペシャリスト。中立・公正な立場で公正証書などの作成に携わります。

事前に公証役場について知っていれば、いざというときも安心!

兵庫県・大阪府にある公証役場

兵庫県には10カ所、大阪府には11カ所の公証役場があります。

兵庫県公証役場住所電話番号
神戸市中央区明石町44番地 神戸御幸ビル5階078-391-1180
伊丹伊丹市伊丹1-6-2 丹兵ビル2階072-772-4646
阪神尼崎市南塚口町2丁目1番2 塚口さんさんタウン2番館2階06-4961-6671
明石明石市大明石町1-7-4 白菊グランドビル3階078-912-1499
姫路東姫路市北条宮の町385 永井ビル3階079-223-0526
姫路西姫路市北条口2-18 宮本ビル2階079-222-1054
洲本洲本市本町2-3-13 富本ビル3階0799-24-3454
豊岡豊岡市寿町2-20 寿センタービル2030796-22-0796
龍野たつの市龍野町富永300-13 中岡ビル2階0791-62-1393
加古川加古川市加古川町北在家2006 永田ビル2階0794-21-5282
大阪府公証役場住所電話番号
平野町大阪市中央区平野町2-1-2 沢の鶴ビル3階06-6231-8587
本町大阪市中央区安土町3-4-10 京阪神安土町ビル3階06-6271-6265
江戸堀大阪市西区江戸堀1-10-8 パシフィックマークス肥後橋5階06-6443-9489
難波大阪市浪速区難波中1-10-4 南海SK難波ビル6階06-6643-9304
上六大阪市天王寺区東高津町11-9 サムティ上本町ビル4階06-6763-3648
梅田大阪市北区芝田2-7-18 LUCID SQUARE UMEDA 3階06-6376-4335
枚方枚方市大垣内町2-16-12 サクセスビル5階072-841-2325
堺合同堺市堺区北瓦町2-4-18 現代堺東駅前ビル4階072-233-1412
岸和田岸和田市宮本町2-29 ライフエイトビル3階072-422-3295
東大阪東大阪市永和2-1-1 東大阪商工会議所3階06-6725-3882
高槻高槻市芥川町1-14-27 MIDORIビル2階西072-681-8500

自宅や職場の近くにあったのに、今まで全然知らなかった~!なんてことも。

公証役場への依頼と利用方法

公証役場への依頼と利用方法

離婚公正証書を作成するために利用する公証役場は、住所に関係なくどこの公証役場を利用してもかまいません。

一般的に、公正証書は強制執行が可能となるため、債権者の住所から近いところの公証役場を利用する場合が多いようです。

事前に離婚公正証書の作成を依頼する場合は、夫婦で協議した内容をまとめて公証役場で手続きを進めます。公証役場の混み具合や諸事情もあるとは思いますが概ね1~2週間で公正証書が出来上がります。

公証役場から連絡があったら原則として夫婦二人で公証役場に出向き、署名・押印をして公正証書を受け取ります。

ただし、やむを得ない事情がある場合は公証人の許可を得たうえで代理人を指定することも可能です。

公正証書を受け取るときには公証人手数料を支払います!

公正証書作成の費用

公証人手数料は、養育費や財産分与など契約内容の金額によって異なります。

養育費だけの契約ならば3万円程度で済みますが、それに加えて慰謝料や住宅ローン付住宅の財産分与がある場合などは9万円以上になることもあります。

ですが一般的には3~5万円程度になることが多いです。

離婚するときは今後の生活のこともあり、費用はなるべくかけたくないかもしれません。

ですが離婚の契約を安心・安全に進めることは、今後の人生に大きく関わってきます。双方にとって最善の選択となるよう、離婚公正証書を作成しましょう。

公証人手数料はどうするのか、あらかじめ夫婦で話し合っておくのもいいですね。